新春の取り合わせ、吉祥柄をご紹介

新年あけましておめでとうございます。

各地先生方の初点式がお正月行事として社中を迎えて開催されていると思います。

茶家では新年のお茶を点てる行事を初点や初釜などの呼び方をしてお世話になっている方、社中などをお迎えして茶会を催します。

本日はそんな初釜などに取り合せるお道具の紹介を少し致します。

初釜では新年のおめでたい吉祥柄を良く取り合せいたします。

思い浮かべるのは松竹梅や蓬莱山、一富士二鷹三茄など挙げたらきりがないです。

こちらはお正月に飾られます蓬莱山飾です。

中国の伝説の山蓬莱山を象ったおめでたい飾りです。

上には代々子孫繁栄の橙を仲睦まじくの意味の干し柿、熨斗鮑、よろ昆布の昆布。

一般的には餅を飾りますが茶家では湯を沸かす炭を置きその下に米、奉書を敷きます。

四方にはゆずり葉、ウラジロ。四隅には結び昆布、梅干し、鯛、栗、田作りを飾り前方に海老を飾ります。

全てに意味がありこれを神様に捧げます。

毎年この時期の物ですが一年新たに迎える喜びと子孫繁栄を願い前年に飾り年を迎えます。

こちらは白鶴の茶碗です。

鶴はおめでたい象徴、鶴は千年、亀は万年と言い養老の意味として表現されます。

鶴の意匠された茶道具は多く茶碗や香合などに多く見受けられます。鶴とセットに亀をどこかに使うと取り合せも良いです。

黄交趾老松水指

老松も吉祥柄として使われます。

「松寿千年翠」(しょうじゅせんねんのみどり)

という禅語があります。松は千年経っても青々としてその色を変えない。

おめでたい象徴として意匠されることが多いです。

松の物にはほかに梅、竹など松竹梅の取り合わせを他にされると良いです。

この様に茶会では一つの道具で物語を完結せずにいろいろな道具や懐石などによって物語を作っていくと面白いです。

先ほどの一富士二鷹三茄などでは富士山の抹茶茶碗を使い鷹の羽箒を炭手前。

茄子は懐石のお料理に使うのもよろしいかと思います。そういった一つ一つの取り合わせを散りばめる事により一層深みが増し面白い茶になります。

ぜひ皆様もいろいろな吉祥柄やおめでたいいわれを調べて表現してみてはいかがでしょうか?

寒い毎日が続きますが皆様健康にご留意くださいませ。